2024年10月12日
先月末に続き山での遭難・救助事案が発生しました。
10月10日(木)、道に迷って下山できないと110通報が入りました。
通報時はすでに日没し、夜の捜索が出来ないことから翌朝となったようです。
10月11日(金)、早朝からの捜索で無事に救助がされました。
一晩山で過ごすも怪我等はなかったとの事です。
怪我等なく本当に良かったです。
このお客様は、観光で大佐渡石名天然杉遊歩道の見学をされていたそうです。
遊歩道見学後、看板を見まちがい誤ってドンデン方面の縦走路にすすんでしまったようです。
一番の問題は、大佐渡石名天然杉に到着したのが午後の3時すぎ、アクシデントが発生したら
すぐに暗くなる時間帯です。
今一度、平地と標高900m地点の環境が違うことを十分ご理解いただきますようお願いします。
そして案内板をしっかりとチェックしていただきたいです。
私も一週間前からザックにヘッドライトを詰めてあります。
暗くなったら私でも登山道は歩けません。
念の為です・・・登山を計画の皆さんも準備は怠らないでください。
四天王杉
大黒杉
羽衣杉
天然杉出口付近にある展望台からの眺め
2024年10月11日
佐渡の主要種は3種
ノアザミ、ナンブアザミ、ナンブアザミの変種で大佐渡の尾根などで見られるのがサドアザミです。
佐渡の固有変種です。
大佐渡山地のいたる場所で見られます。
全てがそうであるとは限らないかもしれません。
見分けは総苞片が反曲するのがナンブ、
サドアザミの総苞片は斜上するとあります。
葉の切れ込みからも分かるそうです。
また、総苞内片に腺体があって総苞は少し粘るそうです。
見て・触ってですね。
一般には海岸がナンブ、山はサドアザミと言われているようですが例外もありそうです。
区別するのになかなか難しいお花かもしれませんね。
撮影:令和6年10月9日(水)
サドアザミ
総苞片は斜上し、少しべたつきます
山ではほぼサドアザミです
ドンデンの紅葉は、ちょっぴり色づいたように見えます
空気もひんやり、山歩きも良い季節となりました
2024年10月10日
今年初めて撮影したアザミです。
海岸沿いに咲くナンブアザミです。
ちょうどホクロクトウヒレンも傍に咲いており、比較が出来そうですね。
アザミとトウヒレン・・・姿もお花も全く似ていません。
見まちがうことはなさそうですね。
機会がありましたら見比べていただきたいです。
撮影:令和6年10月8日(火)
ナンブアザミ
背丈は・・・私を超します
総苞片が反曲してます
ホクロクトウヒレン
一緒に撮影は出来ませんが、傍にアザミはいます
こちらはピークを迎えます
2024年10月9日
野菊の姿をよく見かけるようになりました。
海岸近くの日影に群生するタマバシロヨメナです。
本州の日本海側に多く、葉が広卵形になりシロヨメナと混生しているようです。
なお、タマバシロヨメナはシロヨメナの変種との事、
菊は種類が多く難しいですね。
お陰でサンプルを持ち帰り調べてみました。
まだ咲き始めで見ごろはこれからですね。
撮影:令和6年10月8日(火)
タマバシロヨメナ
清楚な感じを受けます
野菊も数が多いと見応えがあります
2024年10月8日
日当たりのよい山地に、鮮やかな黄色の花を咲かせる
ヤクシソウ(薬師草)が咲き始めました。
色鮮やかな花色は、車での移動中もすぐに分かります。
今日は大佐渡国中北線の林道にて撮影しています。
(キク科オニタビラコ属)
この林道では、お天気が良ければ両津湾や金北山が見られることから
私のお気に入りのポイントです。
なお、3~4枚目のヤクシソウは翌日に別場所にて撮り直しました。
見事な咲きっぷりですね。
撮影:令和6年10月5日(土)
ヤクシソウ
今年は勉強のため・・・花茎と葉を少々傷つけてみました。 やはり白い乳液が出てきました。
一際目立っています
お見事!
林道から見える金北山です
両津湾・加茂湖が一望できます
中央に市役所(両津支所)、左に佐渡汽船ターミナル